じゆうちょう

大切にしたいから、忘れないために書いてます。普通なことから小難しい話題まで。雑多です。

今日見た夢の話。

またまた☆つけてもらいました。嬉しいですほんと。

何でしょう。見てるよっていう証拠を残してもらえると、がんばろうって自然と思えますね。でもムリはしないようにします。ムリするとすぐ調子に乗ってしまうので……。マイペースにがんばります。

 

ボクってよく夢を見るんです。願い、叶えるほうではなく、寝てるときに見る夢ですね。でもね、なんか変な夢が多くてですね……。

今日の朝も変な夢を見て、それで目が覚めたんですが、変だけどちょっと面白かったのでメモとして残しておこうと思います。

 

場所は姥捨て山です。簡単に説明しますと、本来姥捨て山というのは食糧難などに陥ったときに、年老いた自分の親(母親)を山に捨てて、若い自分の分の食糧をゲットするって感じのお話だったそうです。

詳しくはうばすてやま - Wikipediaで。

でもボク自身、姥捨て山の本来のお話は知らなかったんですね、今日の朝まで。決して自分の見た夢の解釈ではないことは分かってはいたんですが、相方さんに聞いて「あ、そういうお話だったのか」と知ることになったのです。なので、ボク自身が姥捨て山の知識がなかった上での夢だとお考えください。

 

誰か知り合いに姥捨て山は昔、親が亡くなった際、葬式をする費用がなく、亡くなった親の遺体を背負ってその山に捨てることがあったことから、姥捨て山という名がついたそうだ、という話を聞いたボクは、その姥捨て山と呼ばれていた場所へと行くことにしました。

ですが、そこは現在墓地と寺が合体したような場所になっていて、そこに住んでる和尚さんが墓地の管理をしているとのことでした。

ボクはそこの寺を訪ねて、和尚さんからここが姥捨て山跡地だと聞いたことを話し、お話を聞くことにしました。

その昔、ここは確かに姥捨て山だったと。そしてその山の端っこを削ってこの墓地とお寺を建てたんだよ、と。で、ここの墓地は一風変わっていて、墓石の代わりにお地蔵さんを立てるんだよ、と。

確かに墓地というよりは、お地蔵さんの住処って感じでした。イメージはまんま、墓石がキレイに並んでいる代わりにお地蔵さんがキレイに整列しているような感じ。しかも、お地蔵さんって涎掛けみたいなのしてますよね、赤いやつ。あれがだいぶ長くて、どちらかというと"赤いふんどし"のようなものをお地蔵さんが首から提げていて、そこに『○○家之墓』と記されていたんですね。

何でお地蔵さんなのかは分かりません。そこら辺の村の風習なのか、墓石よりも安いお値段で作れるのか……本当に分からないんですが、とにかくそこはお地蔵さん祭りだったんです。

それで、和尚さんから「実はここの土地は高いんだよね」なんて要らぬ情報などを聞きつつ、お地蔵さんめぐりを堪能していた訳なんですが、和尚さんが人の良さそうな顔で「それにね、墓石代わりに亡くなった親御さんの遺体をそっくりそのままお地蔵さんにしちゃう人も結構居てね」なんて話し始めるもんだから、ボクびっくりしちゃって。

「えっ?……えっ!?遺体を!?」ってドギマギしちゃってるボクに穏やかに頷く和尚さん。「良かったら見ていく?」なんて言っちゃう始末。

そ、そんなっ……!だって、遺体でしょう?既にミイラ化してたりしないの?てか、管理状態は大丈夫なの?腐敗とかその……もにゅもにゅ……なんて言ってたらその人間地蔵の前に到着してしまってて。

結果から言うと、見た目はすっごいデフォルメされてました。リアル人間じゃなくて、二次元ぽい人間。たぶんそこはボクの想像力不足が原因だと思うんですが(変にリアルでも嫌ですけど)、アニメの人間の絵に地蔵色(灰色でブツブツしている感)をベタ塗りされたような、そんなような感じで安心しました。

見た感じそんなのだから「これって本当に人間なんですか?」って疑っちゃったんですね。そしたら和尚さんは「人間ですよ~?」って言って、人間地蔵の耳たぶ触るんです。そしたらカサカサしているわけでもなく、石のように硬いわけでもなく、本当に人間の耳のような柔らかさが見て取れたわけです。

えっ……何このシリコンラバー感。死んでるんだよね?シリコンじゃないんだよね?作り物とかではないんだよね?と困惑を隠せないボク。和尚さんは「ね、人間でしょう?」みたいなドヤ顔でこちらを見て笑ってるわけですよ。いやいや、笑えないから!おかしいから!死んでてその柔らかさ!自然の摂理無視かよ!なんて心の中で叫びながらも「わー、ほんとだー……」なんて言っちゃってるんですよ、ボク。

更に和尚さん、ノリにノっちゃったのか「ここにはこのお寺の歴代の和尚さんのお墓もありましてね」なんて意気揚々に語り始める。そしてそこへ向かって行ってしまう。ボクもついていくしかないわけですよ。

まあ和尚地蔵もデフォルメだったんですけど、どうやら歴代和尚さんのお地蔵さんは初代和尚さんのお地蔵さんで、その下に歴代の和尚さんが眠っているというどうでも良い話を聞いたんですね。

でもやっぱり、見るからにお亡くなりになっているようにはとても見えなくて、ボクが不思議そうにしていたのか和尚さんがまた耳を触って見せるんですね。もうその頃には「何で毎回耳なんだ……」と突っ込む気力も失せてました。

しかも和尚地蔵ってばすっごい福耳だったんですよね。どうでもいいけど。和尚さんが耳たぶ触るたびに、お亡くなりになっているとは思えないくらいタプンタプン揺れてましたよ。「ヒェェェェェ!めっちゃタプンタプンしてるぅー!!福耳パネェー!」と驚愕したところで目が覚めて「あ、夢か……」となりました。

その場所、思いっきり野晒しでしたし、ほんとどういう原理でその人型の形を保ってるのかとか、なぜ腐敗したりミイラ化したりしないの?なんて思ったりしたんですが、そういう有り得ない感じが夢っぽいですよね。

 

最近こういう変な夢すっごい見るんですよね。というか、自分に正しい知識がないのに脳が勝手に、あたかもそれが本来の意味であるかのように作り上げてしまう夢・話がほんと多くて。

前も、知らないおじさんと話をしている夢を見たんですが、おじさんがボクの知らない方言のようなある単語を使って話してきてですね。ボクは当然聞いたこともない言葉なので「それってどういう意味なんですか?」と聞くと、おじさんは「こういう意味だよ」としっかり答えてくれたんです。

その単語もどういう意味だったかもちょっと忘れてしまったんですが、その夢を見たあとに「○○(知らない単語)って何なんだ。本当にそんな言葉あんの?」と思い、ググってみたんですが、残念ながら全然ヒットしなかったんですよね。この世に無い言葉だったんですよ、その単語。いや、どっかの国の言葉ではあるかもしれませんが、少なくとも日本語ではないようです。

何でそんな単語を選んだし。おい、脳よ。何を思ってそんな言葉にしたんだ。勝手に造語を作るでない。あたかも実際にあるかのように、当たり前に使う言葉のように言うでない。変な知識を植えつけるところだったぞバカ野郎。

 

よく言うじゃないですか。夢の中で冷静になって、これが夢だと気づくって。ボク今まで無いんですよね。夢だって気づいたことがない。普通だったら"これ変だって分かるじゃん"っていうものでも夢だとは思わないんですよね。だから多少変でも信じちゃう。で、起きてから色んな意味で「ちくしょう……」ってなる。

ま、そんな不思議で軽くホラーな今日の夢でした。

 

 

おわり。