じゆうちょう

大切にしたいから、忘れないために書いてます。普通なことから小難しい話題まで。雑多です。

政治の話です。

ちょっと気になることが出てきたので、まとめるためにメモ。政治の話+知識が浅い人間の考えることなのでそういうのがニガテな人はブラウザバック。

安保法案が可決されたということで、今まで色々言われてきた9条の憲法改正やら集団的自衛権やら、なんか趣旨がコロコロ変わっていくので頭が追いつかない状態です。

数年前まで政治なんて全く興味なくて……というか、タブーだったので興味を持つことすら抑圧されてきたボクですが、結婚してからボクの相方さんが色々と詳しく教えてくれるのと、一緒にニュースなどを見るようになったのもあり、少しくらいは分かるようになってきたので、自分の考えをまとめようと思います。

たぶん、殆どが感情論だと思うので頭の良い人はスルーしてください

 

まずボク自身、法案の件についてですが、内容には賛成。自分の国は自分で守るべきだと思うから。

ただ、一番気になるのは、米国が「お前も力貸せ」って言われたら、日本が直接関係無い国にまで自衛隊を派遣しなきゃいけなくなるのか?ってこと。

自分で色々調べてみたけど、それは"時と場合による"ということ。しかもその"時と場合"というのが、だいぶ曖昧な内容となっている……それが今回の安保法案だ、というところまでは何となく分かりました。

今はそれによって、違憲だ合憲だと言う人が出てきているとも。ただ、ボク自身そういうのはまだよく分からないのでそれはちょっと置いときますね。

で、他国への自衛隊派遣についてなのですが、そうなるとやっぱり『戦争』という言葉が頭を過ぎるわけです。ついに日本がまた戦争する国になってしまうのか……と。賛成派の方たちは「なぜ集団的自衛権=戦争する」に繋がるのか不思議みたいですけど、そこはそもそもの集団的自衛権の解釈も重要になってくるんでしょうかね。

ネットで調べただけなので、解釈が違ってたら申し訳ないんですが、ボクとしては集団的自衛権とは『喧嘩で友達(米国)がやられてたら普通はやり返すだろ?』ということでいいんでしょうか。

もしその解釈が正解ならば、尚更反対したくなるわけです。友達がやられてたらやり返す、それは友達思いでとても良いことだと思います。が。果たしてその友達は、本当に"命を張ってでも助けなければいけない友達"なんでしょうか?ということなんです。別に米国が嫌いなわけではありません。でも、何かにつけて日本は米国米国と言っていますが、米国ってそんなに信用できる相手なんでしょうか。

じゃあ、疑う理由を述べよと言われても無理なんですけどね(オイオイ)。でもあんまりイイヤツではない気がするんですよね。こういうところが感情論で申し訳ないんですけど……言わばジャイアン的な感じしませんか?ボクだけかな。

なんか、デカいことを成し遂げるとき(例えば映画)は味方でいると大変頼もしいですけど、自分の都合の良いときは「心の友」とニッコリ笑うくせに、自分の都合の悪いときはのび太をいじめたり、存在自体を否定するような言葉を浴びせますよね。そういうとこ、米国にもある気がするんです。

正直、ボク自身が米国政府をあまり信用してないんです。だから、憲法改正の話が出たときも「米国に何か吹っかけられでもしたのかな?」と思ったんです。米国にそそのかされて流されているのではないか、と。

実際、小泉政権のときのイラクへの自衛隊派遣についても、ブッシュ前大統領にかなり「自衛隊派遣しろ」ってせがまれていたらしいのですが、小泉さんが頑なに断って、代わりに金銭面の援助をしたことにより、世界中(特に米国)からえらくバッシングを受けたようで、もしかしたらそれらのことが自民党にとって根強く残っているのかなあ、と思ったり。

まあきっとそれだけではないでしょうけど、個人的に米国がきっかけになっているような気はするんですよね。真相は分からないですけれども。

そしてもし自衛隊が『軍』として世界に認知されてしまうと、まず「同盟国にならないか?」と話を持ちかけてくる国が出始めるかもしれません。その中に第2のジャイアン予備軍が居たら?

それをしっかりと見極めることができるのか、日本が全く関係のないところにまで「助けろ。一緒に戦え」と言われて、本当にNOと言えるのか。NOと言えない日本人が。それか、NOとまで言わなくても「それは違憲になるからできないんだ」と堂々と言えるくらいの盾になる法案にちゃんとなっているのか。そういうことも分からない状態。分からないから恐いんです。

ちゃんとできるの?ってそわそわする感じです。こういうのが大賛成と言えない理由となっています。色々と心配しているのですよ。

 

そして、気がかりなのはそれだけではなくてですね。今回の法案も解釈がコロコロと変わっていって、どんどんその解釈も緩くなっていってますよね。正直、そんなんでいいの?って思っちゃうのです。

まあ、何としてでも法案が違憲とされないよう、法案がきっちり通るようにしようとしてるんでしょうけど、そんなことが許されるんだったら、これから先幾らでも都合良く解釈できるようになりませんか?と。

ちょっと前に憲法を改正すると言っていた頃も、安倍さん言ってましたよね。「絶対徴兵制にはしない」って。しないって公言するということは、憲法のどこかに"徴兵制度は無し"とでも入れるつもりだったんでしょうか。

ただそもそも、憲法改正するとなったのも、9条を変えるためにはまず96条を変える必要がある。その96条が憲法を変えにくくしているから、まずそこを変えたい、と。

で、96条をもし変えられたとしましょう。ということは、憲法改正が今までよりも格段に変えやすくなるということですよね?じゃあ、安倍さんが退いたあと、後任した政治家や首相がまた「変えたい」と思ったとき、変えやすくなってしまう、ということですよね。

折角安倍さんが「徴兵制度はしません」と決めたのに、それも後々変えられてしまう可能性が出てくるわけですよね。そして安保法案の解釈も、どんどん解釈が緩くなってしまうと、例えば後任の首相が森さんみたいなすっごいおバカ丸出しの人だったら?そんな人が憲法も法案の解釈も変えてしまったら?そう考えると恐くないですか?日本の首相は国民投票ではないですからね。与党までは決められても、誰がトップになるかは決められないわけです。

そんな人が、今回の法案みたいに国民の理解も満足に得ずに強行突破してしまう恐れだってあるわけです。そうなったら国民が黙ってない?デモが起こる?今の若い世代の人、そんなに政治に興味ないですよ。自分の国を真剣に考える人がこの日本にどれだけいるんでしょうね。

 

安倍さんを信用してないわけじゃないんです。ただ、その後にどんな人がトップになるかも分からないのに、そんな重要なことをそんな簡単に変えないでほしいなと。もう少し慎重になってほしいわけです。今の現実問題を考えると焦る気持ちも分かるんですけど、将来のことももう少し考えてほしいわけです。もし考えた上でやっているのであれば、それをちゃんと公表してほしい。

サルでも分かる言葉で。詳しく。言葉を濁さずに。

 

でもま、現実的に考えて、徴兵制度ナシなんて無理でしょう。もしどっかの国とバトルすることになったとしたら、絶対足りなくなってきますから。いずれは徴兵制度になるような気がします。戦争にはならない、徴兵制になんてならない、は理想論だと思います。軍を持つとはそういうことなのだと、ボクは思います。正直、安倍さんが第9条をどうこうすると言い出した時点で半分諦めましたしね。

もし自衛隊が軍事オンリーになってしまったら、災害大国の日本は一体どうなるのかな?とか。もうそこも諦めるしかないですよね……。大きな地震が来たら、誰が助けてくれるんでしょう。ボクは阪神淡路を経験してるので、実際に自衛隊の方たちの活躍は目にしていますし、本当に感謝している身ですので、本来は自衛隊に頼るべきではないのでしょうけど……そういう災害時に自衛隊を頼れなくなるのは心細いなと思うわけです。

まあこんなifの話をしていてはキリがないのですが、安保法案だってifの話でしょう。国には国の不安もあるとは思いますが、国民には国民の不安もあるのですよ。

 

そして最後に、プラカード事件のことですが。今更反対しても遅いでしょうと。ボク思うんですが、消費税増税の件で一度選挙しましたよね。あれって、消費税というのは建前だったんじゃないかな、と。

選挙をする理由としては消費税引き上げの選挙でしたけど、本当は自民党を含む安倍総理の存続の有無だったのでは?と。

いやまあ、それは当たり前なんですけど、実際これで自民党が票を獲得したわけですが、本来の意味合いとしては

「じゃあこれから自民党がやっていくからね。消費税のことはもちろんのこと、憲法改正集団的自衛権のことも含め、やるよ。キミたちが決めたんだからね。後で文句言うなよ?」

ってことだったんじゃないかな、と。

みんな消費税のことに気をとられてたけど、実は消費税の問題だけではなかった……ということですよね、きっと。いわば言質取られたような感じなんですよね。だから、法案可決が強行突破されたことも、本来ならば文句は言えないわけです。だってあのとき、みんな決めたじゃん?って。

恐ろしい……でも、冷静に考えれば分かることなんですよね。うん。

 

柄にもなく、ついに政治のことにまで手を出してしまいました。

ブログでは政治と宗教の話題はタブーとよく言いますが、もう今更ですよね。ただ、ボク自身、そんな頭良くないので今でも分からないことだらけですが、政治の面白さは分かりますよ。議論する気は毛頭ありませんが。きっと論破されますからね。でも言うだけならタダだし。そんなことを考えるボクの気持ちも、ボクは大切にしたいわけです。

 

それではまた。

 

 

おわり。